オーシャニック・コンステレーションズ社と海洋課題解決のための新規事業開始!

当社は海洋スタートアップ企業、オーシャニック・コンステレーションズ(株式会社Oceanic Constellations、OC社)と共同実証契約を締結しました。当社の企業理念である「コトづくり」の一環として社会課題を解決するための新規事業を立ち上げます。

OC社は海洋上に多数の小型水上ドローン船(Unmanned Surface Vehicle: USV)を展開しセンサー・通信ネットワークを構築することで海洋モニタリングを常時可能とする世界初の試みである「海の衛星群®」の事業化を推進しています。

OC社の先見性と当社が培ってきた中小型船舶の造船技術力を相互補完することで、他社には類を見ない国産USVの量産体制構築を目指します。

(左:中村利/京浜ドック代表取締役社長 右:本田拓馬/OC社共同代表取締役)

海に浮かぶUSV(OC社提供)

両社の共同実証により建造される予定の小型USVは日本の海洋環境の社会課題解決に向けての幅広い用途が期待されています。USV量産体制構築は、海洋監視、データ収集や通信ネットワーク構築などに活用できる革新的な海洋インフラ構築の実現への一歩となります。

当社は昨年の世界初のアンモニア燃料船「魁」改造工事に続き、今年は日本初のバッテリー駆動の完全電気作業船を建造。現在は日本初の国内メーカー製モータドライブシステムを搭載した電気推進タグボートを建造するという挑戦を続けています。世界初のUSVコンステレーションプログラム「海の衛星群®」社会実装を目指すOC社の先駆者としての姿勢に深く共感し今回のパートナーシップ実現に至りました。

(プロジェクトメンバー集合写真)

関連リンク:日本郵船株式会社ニュース

https://www.nyk.com/news/2025/20251023_01.html

株式会社Oceanic Constellationsニュース

Oceanic Constellations | News | 日本郵船グループの京浜ドック株式会社とUSV量産体制構築に向けた共同実証契約を締結。世界初のUSVコンステレーション「海の衛星群🄬」実現に向け大きく前進